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人の森国際協力>>アーカイブス>人の森通信2008/12/18号

パラグアイからのメール

by 三浦恭子(JICAボランティア)

人の森通信、興味深く読ませていただきました。

10月にここパラグアイの首都、アスンシオンに着き、2か月余り過ぎてやっと自分のペースが出来てきました。

私の配属先はInsituto Desarrollo(以後ID)という総勢15人の小さな現地NGOですが地域のニーズ発掘を目的としたワークショップの実施や、住民のエンパワーメントを行う市役所職員の研修を実施したりして、現地では評価を受けているようです。が、設立が2002年とまだ新しいうえ、スタッフに研究者が多いので、こういったプロジェクト実行に改善の余地があると認識しており、より高いレベルの開発手法を導入するため、技術移転のためのボランティアを要請した、とJICAの要請書にはあります。

このIDが初めて取り組んだプロジェクトは、最貧の一つと言われている地方都市カラぺグアから依頼を受けて行った地域開発プロジェクト(2002~2007)で、IDが実行したのはトレーニングだけです。 これが野田さんの提唱していらっしゃる PRODEFIととてもよく似ているのでちょっと興奮してしまいました。

よく読むと、住民のニーズの優先順位の決め方や、主になるのがアニメーターの訓練であるところなど、決定的に違っているところもありますが、IDもそこを改善点と認識しているので、できればPRODEFIを紹介できたら面白いと思ったような次第です。

今は資料を読み終え、リストアップした疑問点をカウンターパートに回答してもらっているところで、野田さんの作られたPRODEFIの資料を読んでいます。

私の語学力と経験不足のせいで、まだ分からないことがも多く、まだなんとも言えないところですが、今日人の森通信を読んでなんだか矢も盾もたまらなくなり、こんな中途半端な連絡をさしあげた次第です。またご指導いただけたら幸いです。

ではまた。

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